Colors
世界とぼくの色

気付いた時には灰色だった

ぼくの目に映るすべての世界は灰色だった

真っ白でもない
真っ黒でもない

世界はぼくのこころのようにただ灰色だった

そらも
つちも
くうきさえも


ある日ぼくはきみに出会った

きみはたったひとりだけちがう色をしていた

そして
ぼくのせかいをいろいろな色でぬっていった


きみのえがおがあかるい色をぼくにくれた
きみのなみだがしずかな色をぼくにくれた

つないだ手がおひさまのあたたかい色を
しずかな声がよるとつきのやさしい色を

ぼくのせかいはきみのうたでできていた


いつからか
ぼくのせかいは色であふれていた

そのなかで
ぼくだけが灰色のままだった

ぼくの色だけはきみもおしえてくれなかった

きっとすぐにわかるよって

ただそばにいてくれた


だからぼくは言ってみた

いっしょにさがしにいってくれる?


そしてぼくたちは
いつものように手をつないで

はじめのいっぽをあるいてみた

ぼくのいろをさがしに
きみのいろをさがしに

はじめのいっぽをあるいてみた

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